《あおによし》
~にじいろおんがくかい~
2月24日[月.祝]14時~開演
【場所:ならまちセンター】
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遂に頭がおかしくなってしまったのではと思われそうなのですが、なんと大物アーティストの玉登ゆかりさんまで巻き込んでしまいました。
僕のこの余りにも大それたお願いに快く応えてくださったことが、正直今でも信じられません…。
玉登さんは、オリンピックのシンクロナイズドスイミング日本代表のユニホームを制作される等とんでもない経歴をお持ちの方で、毎年大阪の中心で行われている《キテミテ・中之島》という大きなアート・イベントの立役者でもあります。
企業でもない事務所を構えているわけでもないただの一個人の僕が何かお頼みするなんて余りにも無謀なことなのですが、今回ばかりはどうしても動かずにはいられませんでした。
というのも、本番当日の舞台を想像した時に、ここにお客様がワクワクするような芸術作品があればいいなぁと強く思い描いてしまったことや、自分自身の今のような音楽活動が終わりに向かっていることを考えると、ここで動かねばいつ動くのだと思ったんです。
元はと言えばこのイベントの根底にある『育ててもらった街に恩返しを』という言葉は、玉登さんからの受け売りなんです。
玉登さんはご自身を育ててくれた中之島の街に恩返しをするため《キテミテ・中之島》をボランティアで企画されたそうで、そんな彼女の挑戦はこれまで多くの人々をアートで喜ばせてこられました。
それでいて《キテミテ・中之島》のチラシにはどこを探しても彼女の写真やプロフィールは見つからず、その企画の全てが自身のためではない『誰かのために』だということを改めて思い知らされてしまいます。
更に玉登さんは若手アーティストを育てるために、現場で共に汗を流しながら、たくさんの『アートの種』を撒き続けておられます。
アーティストとして遥か高みにおられながら、現場で若手のお手本になり続けるというそのお姿に、憧れを抱かずにはいられません。
そんな玉登さんに『アートの種』を撒いて頂いた身としても、この企画を最後まで見届けてもらえることが嬉しくて堪りません。
更に今回は玉登さんのお声がけで、舞台芸術やワークショップのサポートに園川絢也さん、酒井沙織さん、ヨシムラリエさんをはじめとした素晴らしいアーティストの皆様が力を貸してくださるそうなんです!!
ここまでくると、なんだか人生のフィナーレさえすぐそこに迫ってきているのではとさえ思えてきます。
といっても僕はもう、今やこの企画の脇役中の脇役ですが
こんなに『航路』そのものが楽しい航海も珍しいのではないかと思いますし、今となっては目的地がどこかというのはそう重要でない気さえしています。
なるほど、肝心なのは行き着くことだけではないのだなと、その道中に思いを馳せています。
ということでこの《あおによし》号は、玉登ゆかりさん率いる《Dotアートコスモ・Dotアートキャラバン》という追い風を受けて、スピードを徐々に速めております
なが~い話し~その6~ by Daichi Minemoto
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